育児中ちゃめの喜怒哀楽

夫と1歳娘との日々、過去の思い出を小説っぽく綴ります。

「転」んで「転」んで「転」んだ今年

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今週のお題「現時点での今年の漢字

「転」

今年、まだ1月だが「転」んだ回数は3回

2022年、もうすでに

3回ほど転んでいる。

 

これ、1歳の娘の話ではなく、30手前の私の話。

 

そして、つまづいて危なかったとか、もうちょっとで転びそうになったとかでもなく、

3回ともしっかり転んでいる。

 

まだ1月だというのに

「2022年になってから3回も転んだ」

と言うと、

「元々ドジでしょっちゅう転んでいる人なのでは?」

と思われるかもしれない。

 

ドジという部分は否定できない。

しかし、これだけは伝えたい。

 

2021年は1回も転ばなかった。

 

そして、

2020年も確か転んでいない。

 

というか、

大人になってからは、なかなか転んだ記憶がない。

これまで、つまづいたりすることはあっても、

転ばずに何とか耐えていた。

最後にいつ転んだかも覚えていないほどである。

 

1回目の「転」

そんな私だが、2022年1月1日、

実家に帰省していた時に転ぶこととなった。

 

畳まれた布団を跨ごうとした時、

「うゃああああ。」

という間抜けな声とともに、

滑って転んだ。

実家のフローリング×靴下

は非常に滑りやすくて危険だった。

 

娘を抱っこしていた時だったが、不幸中の幸いで、

後ろに尻もちをつく形で転んだので、娘は無事だった。

また、尻もちをついた先が布団の上だったので、体へのダメージは、ほぼなかった。

 

しかし、

精神的なダメージはあった。

その時は、間抜けな声を聞いて、

「え!?大丈夫!?」

と心配し集まってきた家族に笑ってごまかしたのだが、

久々の転倒に正直驚いた。

転んでしまった時の体勢もカッコ悪すぎて、

心底、

ここが家で本当に良かった

と思った。

まぁ、大抵転んだ時の体勢はカッコ悪いものなのだが…。

何より、今日はお正月だ。

新年早々転ぶなんて、

かなり幸先が悪い。

 

2021年と2022年の運

2022年のお正月から転ぶなんて、

2021年に運を使い切ってしまったのかもな、

とも思った。

思えば、去年の12月、

2021年最後の最後で

我が家では気持ち悪いほど運が良いことが続いた。

 

家の近くでやっていたスタンプラリーのイベントに参加し、応募したら、

後日当選の連絡とともに、なかなか買えない高価なお菓子が届いた。

そして、夫は車屋さんで言われるがままに応募したら、温泉ペア無料招待券が当たった。

 

…まぁ、それだけなのだけど。

しかし、普段から特別な運を持ち合わせていない我が家にとって、

1ヶ月の間に2回も当選通知が来るなんて、

奇跡のようなことだった。

普段の我が家で考えると、

気持ち悪いほど運が良い

と言っても言い過ぎではなかった。

 

運が2021年12月にラストスパートをかけすぎて、

誤って

2022年分まで使い切ってしまったのかもしれない。

と転んだ時に考えた。

転んだ割に、頭はよく働いていた。

2022年は運が全く来ないかもしれない。

転んだのが、何てことない日だったら、

2022年の運が…

なんて考えなかっただろう。

しかし、今日は1月1日…。

 

ろくな1年にならないかもしれない

と思わざるを得なかった。

 

2回目の「転」

しかし、それから5日も経たない時、

また転んだ。

 

今度は、家の床から立ち上がる時に

ズボンの裾に足が引っかかって前に転んだ。

「ファッ」

と小さい声を出しながら転んだ。

娘はその様子をいつになく冷めた目で見ていたのだが、

これはいよいよ、2022年まずいかもしれない

と思った。

こんなに短期間に2回も転ぶなんて、何かの予兆だったらどうしよう

とさえも思った。

神様が今後起こる良からぬことを必死で訴えているのかもしれない。

 

毎日注意して生きよう。

と心に決めた。

 

3回目の「転」

そして、注意しながら生きていたはずの3、4日後、

また、転んだ。

 

買い物バッグを両手に抱えながら家の内階段を登っている時につまづいた。

今度は静かに転んだ。

 

3度も転ぶと、ショックとか、焦りとか、怖いとかそういうのは一切なく、

面白くなってきた。

 

これは、いいネタになると思った。

元々私は悪いことや嫌なことが起こると

ちょっと盛りながら面白おかしく誰かに話してネタにしているのだが、

2022年1月上旬時点で3度も転んだなんて、

ネタにしかならない。

神様は良からぬことの予兆を示しているわけではなく、

ただ、ネタを提供してくれている気がした。

 

ただ、もう転ぶのはこりごりだ。

十分である。

今までは幸い家の中でしか転んでおらず、大恥をかいたこともない。

怪我もせずに済んでいる。

最近の運動不足も相まって、

今度転ぶ時は、大怪我をするかもしれない。

以前、転んで骨折したと友人から聞いたこともある。

 

ことわざ的には

「七転び八起き」なのだろうが、

「七転び」は困る。

 

三転び四起きでどうか行かせてください、神様。